それでも地球は回っている

asahi.comの記事『小学生の4割「太陽が地球を回ってる」 国立天文台調査』を読んでビックリ仰天した。
国立天文台の縣(あがた)助教授らのアンケートの結果によると、天文についての勉強を終えた小学校高学年の生徒 348人に太陽と地球の関係を答えさせると、42%が「太陽は地球の周りを回っている」を選んだという。
そして月の満ち欠けが生じる理由について 720人の小学生に質問したところ、「地球から見て太陽と月の位置関係がかわるから」を選んだのは、なんとたったの47%。残りの生徒のほとんどが「月が地球のかげに入る」を選び、「いろいろな形の月がある」を選んだ生徒もいたらしい。
やれやれ、こんな日常的な自然現象の基礎も分かってないなんて、大丈夫ですか、日本の小学校教育。
ゆとり教育なんてやっている場合じゃない。英語教育なんてやっている場合じゃない。と私は思うんですよ。この程度の理科の理解力で日本の将来も不安だが、自分の子供がこんな程度の教育しかできない学校へ行くのかと思うと腹立たしい(もちろん全ての教育を学校の責任と思っているわけではない)。
総じて日本の学力低下の危機が言われているけれど、文部科学省や学校の先生はこの結果をどう思っているのだろう。
個人的かつ極めて単純な言い方だが、出生率が下がる(=人口減少)のはある程度は構わないが、学力低下はマズい、という気がする。