冥王星 改め 134340番

冥王星を巡る動きのその後。

冥王星除外に米科学者300人余が異議
 冥王星を惑星から除外した国際天文学連合IAU)の定義に賛成できないとして、米国の宇宙科学者300人余りが再定義を求める陳情書に署名、1日までに公開した。冥王星発見者を生んだ米国からの反撃で、問題は混沌としてきた。


 冥王星に向かっている米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」の主任研究者で、米コロラド州・サウスウエスト研究所のアラン・スターン博士(惑星科学)らは「惑星科学者や天文学者としてIAUの新定義に同意せず、使用もしない。より良い定義が必要だ」との陳情書をインターネットに載せたところ、数日間で300人以上が署名した。主に国内からで、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)などの大学、NASAの研究者が多く含まれるという。


 スターン博士らの声明によると、新定義を可決した8月の総会では、約1万人のIAU会員のうち、428人しか投票せず、開かれた場での幅広い議論が必要だとしている。同博士は「定義に納得しない科学者は多く、国際会議を来年開いて話し合いたい」としている。冥王星は、1930年に米国の天文学者クライド・トンボー氏が発見した。 (共同)
Sponichi Annex 2006年09月02日)

『新定義を可決した8月の総会では、約1万人のIAU会員のうち、428人しか投票せず』
事実だとすると、その投票結果って有効なんでしょうかね。

NASA認めない? 冥王星小惑星番号を欠番に
 国際天文学連合IAU)は惑星からはずれた冥王星小惑星と共通の通し番号134340番を付けたが、米航空宇宙局(NASA)が公開しているデータベースではこの番号だけ欠番になっていることがわかった。欧州に本部を置くIAUと米国機関の冥王星の扱いをめぐる対立は長引きそうだ。


 IAU小惑星センターは、小さな天体の軌道が観測で確定すると番号を割り当てる。NASAのジェット推進研究所がウェブで公開している小天体データベースは、IAUの番号や名前から軌道などを検索できるようになっており、1番のセレスから136563番までが収録されている。
 ところが、134340番や冥王星の英語名PLUTOで検索しても「該当データなし」と表示されてしまう。
 冥王星より大きいため以前に「第10惑星」と呼ばれていた2003UB313も同時に136199番が割り振られたがこちらは表示される。
 NASAを中心とした米国の宇宙研究機関は、過去にも何度かIAUと対立してきた。ある小惑星が地球に衝突しそうだとIAUが発表すると衝突を否定して非難したり、新天体の命名を取り仕切っているIAUに無断で新発見天体の名称を発表したりした。IAUの惑星の定義についても米国の天文学者たちが反対署名を集めている。
asahi.com 2006年09月12日。ただし、asahi.comサイト内から削除された様子。Googleにcashあり)

『134340番や冥王星の英語名PLUTOで検索しても「該当データなし」』
NASA的には冥王星は存在しないという事か?