シロナガスクジラの謎を追う

もう1ヶ月も前だけど、こんな番組やってたんだね。
どうして気付かなかったんだろう。
見たかったな〜、残念。

2006年9月17日(日)午後9時〜9時49分 総合テレビ
ビッグブルー シロナガスクジラの謎を追う
大きいものでは全長30メートルにも達する地球上最大の動物、シロナガスクジラ。白っぽい巨体が海面では青く見えることから、英語ではビッグブルーとも呼ばれている。広い外洋を地球規模で回遊しているため、目撃することすら難しい。ところが最近、南半球の夏にあたる12月から4月にかけて、オーストラリア南東部の海に姿を現すことがわかってきた。その数は最大で60頭になるという。


オーストラリアの研究者、ピーター・ギル博士は2004年から2年がかりで大規模な調査を行った。その結果、クジラの発見場所は狭い範囲に集中していることが明らかになった。この海域には深さ4千メートルの海中渓谷があり、南極からミネラル豊富な水が流れ込んでくる。豊かな栄養分は植物プランクトンをはぐくみ、それを食べるエビに似た甲殻類オキアミが大増殖する。それを狙ってクジラがやって来るのである。


今回、シロナガスクジラが周囲10メートルもある大きな口を開けてオキアミの大群を捕らえる姿や繁殖地以外ではほとんど目撃されたことのない親子がいっしょに泳ぐ様子など、研究者も驚く行動を鮮明な映像で記録することができた。また、巨大な体を柔軟に使ってダイナミックに泳ぐ様子を水中で撮影することにも成功した。
番組ではオーストラリア南東部の海を舞台に謎に包まれたシロナガスクジラの素顔に迫る。