4D2U

wine2007-06-15

6月7日の日記に使った写真は6月10日に国立天文台に遊びに行ったときに撮った建物の一角。
(本日の写真は同じ時に撮った『太陽塔望遠鏡(通称アインシュタイン塔)』。1930年建設。登録有形文化財
うっそうと茂る森の中に、古びていたり煉瓦造りだったりで周囲の景色に溶け込んでいる他の建物とは異質な雰囲気をたたえたソリッドな建物でかなり目を引く。
そのときは「4D2U」って何だろうね〜、と話していたのだが、ふと思い出して検索してみた。
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(Four-Dimensional Digital Universe)の略だった。

4D2Uとは
国立天文台「4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクト」は、研究者が中心となって集めた最新の観測やシミュレーションのデータに基づき、太陽系から宇宙の果てに至までの星や銀河の誕生や構造をコンピュータグラフィックスで可視化するという壮大な試みです。
Miraikanウェブサイトより)

このシアターは直径10mの全天周ドームスクリーンを持ち、ドームでのインタラクティブな3D(立体)投影設備としては日本初のものです。世界的に見ても、ギリシアアテネで米企業によるデモンストレーションが行われたものとほぼ同時に開発されており、世界初の実用化となります。また常設のインタラクティブ3Dドームシアターとしては、確認できている限り世界で唯一のものです。


4D2U立体ドームシアターでは、プロジェクトで開発したソフトウェアである、インタラクティブ4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」を用いて、地球から宇宙の大規模構造までの莫大なスケールを自由に移動しながら、 天文学の最新の観測データや理論的モデルをリアルタイムに視点を変えて観察したり、天文学者たちが行っている最新のコンピュータシミュレーションを科学的に忠実に映像化した、迫力のある立体ムービーコンテンツを鑑賞したりすることが出来ます。


4次元デジタル宇宙プロジェクトは、空間的にも時間的にも膨大で実感しにくい宇宙を立体映像で表現することにより、宇宙の理解を進めようとする、国立天文台による科学プロジェクトです。このプロジェクトは、スーパーコンピュータや専用計算機によるシミュレーションデータや、すばる望遠鏡などの最新の観測データを基に、科学的な宇宙像を4次元デジタルコンテンツとして描きだしています。ここでの「4次元」とは、空間3次元に時間1次元を加えたものを意味しています。
4D2Uウェブサイトより

4月28日から月1で一般公開開始しているらしく、次回の定例公開は6月23日(土)。
上映内容は『宇宙の階層構造』。
おぉ!観に行きたい!と思ったが6月9日に既に受付が閉め切られている。
残念。


ウェブサイトからは『4次元デジタル宇宙ビューワー "Mitaka" 』なるもののダウンロードもできるらしい。

Mitaka(ミタカ)は、太陽系・恒星・銀河データを基にした「4次元デジタル宇宙ビューワー」です。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見ることができます。
4D2Uウェブサイトより