CBR400RR 復活の日 その1

暑い2月は勘弁して欲しいが、バイクを整備するには丁度よい。という事で今日は最後に乗ったのがいつだったのかすっかり忘れたまま放置していたCBRを復活させる第一日である。そもそものきっかけは昨年11月に友人S氏のCBR600RRに少し乗せてもらった時の事。レガシィの運転では決して味わえない興奮と心地よさをその時に思い出してしまい、『やっぱりバイクはいいねぇ』とうっかり、かつ、しみじみと呟いたら『でしょ?乗ろうよ。洗車&整備手伝うよ』と言われ、断る理由もないどころか有り難いお申し出。日程を調整して本日に至った次第。公道を走るための障害は ①車検切れ ②自賠責保険切れ(任意保険はずっと継続している) ③後輪のパンク ④バッテリー上がり ⑤エンジンオイルがゲージ以下 さらにこれらの整備のためにバイク屋に持ち込むにしては恥ずかしいほど汚れすぎているので、洗車。
 さて整備とは言っても専用の工具も備品も部品もないので、本日の目標は友人S、友人J&私の3名で ①洗車 ②エンジンを回す ③隣のバイク屋(とは言っても急な坂を登る必要がある)に持ち込む の3点。まず洗車するためにバイクを動かそうと思ったら、これが一苦労。今の家に越してきてから3年間、1cmたりとも動かしていないので、パンクしたまま放置していた後輪のゴムがそのまま固まって車輪が回らない。二人がかりで駐車場一番奥のバイク置き場から15m移動させてお日様の下へ。埃や鳥の羽がまとわりついてヒドい状態なだけでなく、キーホールにマイナスドライバーを無理矢理突っ込んだ形跡がある。気付かなかったが盗難の危機にあったようだ。きっと動かないのであきらめたのだろう。パーツが一つも紛失していないのが不思議だ。直した途端に盗まれないように対策を考えないとならない。
 さて、雑巾での乾拭きと植物性洗剤で埃をすっかりと落とすと見違えるようにピカピカになった。かなり感動!なんだか今にも走り出しそうだ。フロントフォークの錆は落ちないが、これは手持ちの用具ではどうしようもない。
 次にエンジンを回す作業。メンテナンスフリーのバッテリーと言えども3年以上も放置されていれば当然上がっている。シートを外す。バッテリーケーブルで友人が乗ってきたローバー620LsiのバッテリーをCBRにつなぐとそれだけで電装系が生き返った。セルも回る。更に感動!!これで走らないわけが無い。エンジンオイルが全然足りないのを無視してアクセルレバーを回す。あれ?アクセルレバーが回らない。ケーブルの途中かキャブレターで古くなったオイルが固着しているのでは?との友人Sの見立て。困った。エンジンが回れば急な坂も楽〜に登れるのだが、これでは押していくしかない。アクセルケーブルはハンドルステーからガソリンタンクの真下へ潜っていて、どこがどうなっているのか全く見えない。ガソリンタンクを少し浮かして覗き込んでみてもさっぱり分からない。それどころかタンクを固定する部品のひとつがエンジン周辺へ落っこちた。あれあれ。手が小さい妻が磁力つきドライバーで取り出そうとしばらく試してみるが、ついに見えなくなってしまった。本日の作業はここまで。バイク屋に持ち込んでも恥ずかしくない状態になったというだけで大満足だ。3人で坂道を押していき、バイク屋に搬入。キャブレターのオーバーホールと後輪のパンク修理を依頼。次の週末には作業が終わるとの事。3年も放置されていたことを考えると大進歩だ。
 次回はバッテリーの復活と車検&自賠責の予定。タイヤもパンクの修理だけでは不安なので交換する事にしよう。
(写真は今回の復活の父でもある友人S氏が、CBRとローバーのバッテリーをケーブルでつないでいるところ)