「いただきますの是非」

wine2005-12-18

AERAのメルマガで「アンケートのお願い」というメールが定期的に来るのだが、14日に届いたアンケート内容の設問を読んで驚いた。
だいたいこんな内容。
給食費を払っているのだから、学校での食事時に「いただきます」を言わせるのはおかしい』。
TVで報道されたり朝日新聞の読者の声欄にも同様の意見について議論が掲載された事もあるらしいが、私は全くの初耳。妻に聞いてみたが、妻も聞いたことがないという。(まぁ朝日新聞の事なので、小さな事を殊更大げさに取り上げているだけかもしれないけれど。)
あんまり驚いたからblogのネタに書いてみた。
「いただきます」「ごちそうさま」という言葉は食費を出してくれる人に対する言葉ではなく、日本人としての食事の際の礼儀作法の一つであり、また、自然界の恵みや食卓に食事が並ぶまでの多くの人への感謝の言葉であるというのが私の考えなので、給食費云々などというのは全く理解できない意見。日本文化では食事の時は言うのがあたりまえでしょう。
こんな事を言う人は自分で稼いだ金で自分で食事をするときに「いただきます」を言わないのだろうか?おごってもらうときには言うの?
そもそもどんな育てられ方をしたのか、親の顔を見てみたい。
(余談だが、語学留学中に英語で該当する言葉を知らなかったのでホームステイ先のホスト母ちゃんに聞いてみたが、英語ではそういう言葉はないと言われた。仕方ないからそこだけ日本語で通した)
ちなみに我が家では食事の時には必ず子供と一緒に言っているし、子供がふざけていてはっきりと言わないときには言うまで食べさせない。
子供の躾については外食したときなど非常に気になるのだが、ひじをついて食べたり、迷い橋をしたり、食べ物を残したりしても子供を叱らない親が多い。
おやつを食べて食事を残すなんてのももってのほか。
おやつを食べさせないと子供が泣き叫ぶから食べさせない訳にいかない、なんて言う親もいるが、そんなのは泣き叫ばせとけばいいのだ。