増えたり減ったり太陽系

12個に増えたかと思ったら、冥王星も惑星から除外して8個に減らす案が出てきたり。
忙しいですな。
プラハで総会を開いている国際天文学連合にて本日22:30頃(JST)から最終案を採決予定との事。

冥王星降格・維持両案採決へ 惑星定義で天文学連合 2006年08月24日20時09分


 チェコプラハで総会を開いている国際天文学連合IAU)は、24日午後(日本時間同日夜)から惑星の新しい定義案について審議、採決する。最終提案は、太陽系の惑星を「水金地火木土天海」の8個として冥王星を惑星から外す案と、冥王星を惑星にはとどめるものの8個とは区別する案が中心だ。後者では、惑星は冥王星を含む少なくとも10〜11個になると想定される。会議筋によると8個案が過半数とされるが、どう決着するかは微妙という。


 24日に提示された最終案は四つの決議案で構成されている。


 まず「決議案5A」で太陽系の惑星を、「太陽の周りを回り、十分重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体」と定義。注で惑星は「水金地火木土天海」の8個とした。冥王星を念頭に「太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」を「矮(わい)惑星」と定義するが、惑星には含めない。


 「決議案5B」は「水金地火木土天海」の8個を「古典的(伝統的)惑星」と表現することで、矮惑星と合わせて惑星とみなす内容。矮惑星には冥王星と、米観測グループが昨夏「第10惑星」と発表した「2003UB313」、火星と木星の間にある小惑星で最大の「セレス(ケレス)」を想定している。セレスを矮惑星とするのに異論もあることなどから、列挙はされなかった。


 5Aが可決され、5Bが否決されれば、惑星は8個となり、冥王星は1930年の発見から76年で惑星の地位を失う。両者が可決されれば、惑星は少なくとも10〜11個となり、今後増える可能性もある。現在は冥王星の衛星とされ、当初案で惑星とされた「カロン」は惑星とはならない。5Aが否決されれば惑星の定義は3年後の総会に先送りされる。


 また「決議案6A」は冥王星矮惑星で、それより遠くに多数ある天体の典型例と明記する案。「決議案6B」は6Aに加え、冥王星に代表される天体を「プルートニアン(冥王星族)天体」と呼ぶ案。両者の可否は惑星数には影響しない。


 投票権を持つのは、総会に参加している各国の天文学者約2400人。四つの決議案について、別々に投票する。最終提案の表現の一部がなお修正される可能性もある。
asahi.com

星野ファンとしては冥王星の外側には反物質で出来た魔王星(Lucifer)なんてのがあると嬉しいですな。