リトル・ダンサー

『僕はバレエをやりたいんだ!』という少年ビリーの情熱がものすごくよく伝わってくる。最初は無理解な父親が徐々に息子ビリー(次男)に理解を示していく様子や、そのために炭鉱ストライキという長男のポリシーと矛盾する行動を取らなければならなくなる苦渋の様子なども素晴しい。その、父親に自分のバレエに対する情熱をぶつけるダンスシーンは感動的。ビリーを取り巻く人々の日常の風景もまたよし。いい映画だった。