友人M様様からありがたいお誘い。オーチャードホールで上演されたグラスのシネマコンサートに行ってきました。
1931年製作の『魔人ドラキュラ』にユニバーサル・ピクチャーズからの依頼で1998年にグラスが音楽をつけた作品の生演奏。
事前にM様からDVDを借りて見ていたのだが、今日のコンサートとは楽器編成が全く違うため印象も全く異なった。DVDではクロノス・カルテットによる弦楽四重奏。音楽は繊細であまり目立たない。しかし本日の公演ではフィリップ・グラス・アンサンブルによる管3本＋キーボード2人。音に張りもあるし音色も聴きなれたグラスサウンド。
どちらが映画にあっているかは聴く人の好みによって分かれると思うが、グラスファンにとっては今日の楽器編成の方がしっくりくるのではないでしょうか。
映画も音楽も楽しかった。
更に終演後、楽屋にてグラスに会うことができた。二言三言挨拶して握手しただけなんだけど、20年来のファンとしては大満足。サインももらえばよかった〜っ！
取り計らってくれたM様には足を向けて寝られません。
さて、明日は高知でグラス・ピアノソロコンサート。一昨昨日は愛知で今日は渋谷、明日は高知、今週はミーハー追っかけ状態だ。
そうそう、魔人ドラキュラ、けっこうStarWarsに通じるネタが随所に転がってました。
- ドラキュラ伯爵に首を噛まれて家来にされたレンフィールドが「Yes, Master」と言って起き上がる場面
- ドラキュラ伯爵がヴァン・ヘルシング教授に手を差し伸べて「こっちへ来い」という場面（ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーにこっちこい、と言っているシーンとかぶる）
- ドラキュラ伯爵が両手を広げて指を折り曲げている場面は皇帝が指先から光線を放っている姿にそっくり
- そもそもドラキュラ伯爵そのものがドゥークゥー伯爵に投影されている
- ドゥークゥー伯爵を演じるクリストファー・リーの出世作は『吸血鬼ドラキュラ』（1958、イギリス）
- その『吸血鬼ドラキュラ』（1958、イギリス）に共演したピーター・カッシングは『スター・ウォーズ』（1977、アメリカ）でモフ・ターキンを演じている
などなど。探せばもっとあるかも。
