We Will Rock You

友人M様から優待券が1枚余っているんだけど、と誘われて新宿コマ劇場でミュージカル『We Will Rock You』を観劇してきた。
Queenの数々のヒット曲を、ストーリーに合わせてうまい具合に並べて演奏するだけでしょ?と思ってました、見る前は。ブライアン・メイがじきじきにバンドをオーディションしたらしい程度の予備知識しかなかったんだけど、Queenは好きなので(と言っても人並み程度だけど)せっかくの機会だから見てみようという程度でしたよ。
ところが見始めてビックリ!歌も演奏も踊りも予想を遥かに上回るほど見事。それだけではなく、ストーリーはありきたりだけど、そこに合わせて歌詞の一部をうまく書き換えてあるし、台詞回しはロック好きにはたまらない言葉(70年代以降の著名なロックミュージックの曲名、アーティスト名、歌詞の一部など)がちりばめらていて、あちこちでにやりとさせられたり爆笑したり。笑いのツボも日本人向けにアレンジされているし。とても楽しいミュージカルだった。
英語の台詞や歌詞は舞台両サイドの電光掲示板に字幕が表示されるのだけど、非常に聞き取りやすいオージーイングリッシュなので字幕は無くてもいい程。それでも、場面によっては字幕の更に外側に設けられたバンドピット(左にギター×2、ベース、ドラム。右に指揮者兼キーボードを含めてキーボード×3、パーカス)、字幕、舞台上の役者、舞台奥のスクリーンに映し出される映像、の4箇所に一度に目を配る必要があり、ちょっとみづらかった。
そして、今日は6月9日。ロクガツココノカ。つまり「ロックの日」という事で公演終了後に役者と握手ができるというスペシャルイベントが。
なんとラッキーな事でしょう。友人Mはボーカルが際立ってすばらしかったKiller Queenと、私は主演のGalileo FigaroとScaramoucheの二人と握手をして帰りました。
もっと安い席が用意されていればロック好きな方には万人にお勧めなのだけど。


(これだけ絶賛しておきながら、観劇の直前にも直後にも聴いていたのはGlassのOrion)