映画『ドア・イン・ザ・フロア』の原作、『未亡人の一年(上・下)』(ジョン・アーヴィング著/新潮文庫)を読んだ。
私にとってジョン・アーヴィングと言えば『ガープの世界』だ。映画に衝撃を受け、涙し、小説を読み、勢いで『ホテル・ニューハンプシャー』と『熊を放つ』を読んだ(『ホテル・ニューハンプシャー』の映画も面白かったけど原作や『ガープ』程ではなかった)。でも、この3作品以外は読んでいなかったんだよね。映画化された『サイダーハウス・ルール』は映画も観ていないし小説も読んでいないから、どんな内容なのかさっぱりだ。
『未亡人の一年』は、性的に少し異常な状況で成長する登場人物や、崩壊する家族関係など、人物や状況の設定が『ガープ』や『ニューハンプシャー』と似通っていてとっつきやすい。上下2巻の長編にも関わらず、あっという間に読み終えてしまった。
『ガープの世界』を好きな人には絶対に気に入ると思う。
映画には全く食指をそそられないけれど。
未亡人の一年〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)
- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,都甲幸治,中川千帆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/06
- メディア: 単行本
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未亡人の一年〈下〉 (John Irving collection 1989-1998)
- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,都甲幸治,中川千帆
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