エルガーな日々

(2005年10月26日 記、2005年10月27日 一部追記)
以前、近所のCDショップで閉店セールをやっている話を書いたが、先日店内をブラブラしている時に目に留まったのが『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』のOST。買おうかなぁ、と一瞬迷ったが、収録曲を映画のサウンドトラックではなくて、それぞれ単体のCDで買ったほうがいいや、と思い直して買わなかった。買わなかったが、その時に収録曲の中で一番興味が沸いたのがエルガー(Sir Edward Elger, 1857-1934)のチェロ協奏曲。
思えば最近聴いている曲と言えば、英国岩音楽とか英国軽音楽とか、まったく堕落(?)しておる。 ここらで英国古典音楽でも聴いて本来のあたしを取り戻しておかないとな。
というよりも、生後1ヶ月の赤子の脳溝にクラシック音楽の旋律を植えつけておかないと、と言うのが本音。
長男の時は、マーラー交響曲1番&第7番、ドボルザーク交響曲第8番、デュファイをよく聴いていた。次男が実家から戻ってきた後も、お手軽クラシックサンプラーのeverをかけたりしていた。
で、エルガーだ。エルガーは小学校の音楽の時間に聴かせてもらって以来気に入っている『威風堂々』と『愛の挨拶』くらいしか知らない。
生憎と、件の半額セールのCDショップにはチェロ協奏曲は無かったのが、最近時々行く世田谷図書館で Charles Mackerras チャールズ・マッケラス / Royal Philharmonic Orchestra ロイヤル・フィル のCD借りてきた(CDショップでは、Sir Georg Solti ショルティ指揮 / London Philharmonic Orchestra ロンドン・フィル演奏の『威風堂々』と『エニグマ変奏曲』が収録されているCDがあったので買ってきた)。
早速聴いて見ると、今まで知らなかったのが恥ずかしくなるほどの名曲。文才も語彙もないのでうまく表現できないのがもどかしいが、情感豊かなメロディとチェロの音色は本当に素晴らしい。
以来、家では毎日繰り返し聴いているし、iPodにも入れて外でも聴いている。

ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ ― オリジナル・サウンドトラック

ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ ― オリジナル・サウンドトラック