米国立公文書館 at Google

Google、歴史的な映像分野にも進出
著者: Susan Kuchinskas オリジナル版を読む
▼2006年2月27日 10:00付の記事
■海外internet.com発の記事

米国人の多くは、歴史観をハリウッド映画から得ている。これもまた、インターネットが変えることになる。

その変化は24日に始まった。Google (NASDAQ:GOOG) が、米国立公文書館にある歴史的な映画やドキュメンタリなどのフィルム映像を、自社の動画検索サービス『Google Video』の対象にし始めたからだ。

Google は、貴重な歴史的映像をデジタル化し、Google Video および国立公文書館サイトで公開する試験プログラムに取り組んでいる。

Google Video 上級プロダクトマネージャ Peter Chane 氏は、取材に応え、次のように述べた。「こうした歴史的映像を世界に紹介できることを,喜ばしく思う。以前なら、これら映像を見るには、ワシントン DC にある公文書館まで出向かねばならなかった。今後は、世界のどこにいても、コンピュータの前に座って歴史を見ることができる」

デジタル化された映像は、検索またはブラウジングして無料で視聴可能だ。Web ブラウザ上でストリーミング映像として見ても、ダウンロードして再生プレーヤー『Google Video Player』(同サイトで入手可能) で再生してもいい。

「これは国立公文書館にとって、壁のない公文書館になるという目標を達成するための重要な一歩だ。当館の新しい戦略的計画は、いつでも、どこからでも記録にアクセス可能にする重要性を強調している」と、館長 Allen Weinstein 氏は声明の中で述べた。

今回の試験プログラムでは、歴史的映像103点を公開する。この中には、同館が保管する映像中もっとも古い『Carmencita -- Spanish Dance』(1894年)、米航空宇宙局 (NASA) が記録した同国の宇宙計画関連記録映像の例、国立/州立公園システム制定の過程を記録した1930年代の映像などがある。
japan.internet.comより)

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