番号ポータビリティスタート

wine2006-10-24

一昨日、auから『新規加入仮予約サービス書類』が送られてきた。
昨日、MNP仮予約で登録した携帯電話にauショップから電話があり、MNPについての手続きの説明を受けた。
今日、携帯電話番号ポータビリティがスタートである。
朝の10時頃にふと思い出して、送付された書類に案内されているとおりにドコモの『MNP予約番号』の取得を試みた。
まずはiModeを操作するのがめんどくさいので151へ電話。
ガイダンスに従って『MNP予約番号』取得の案内を聞こうとしたが、回線混雑のためかけ直せとの案内。
普通こういうのって、「そのままお待ち下さい」じゃないの?
次にiModeで番号を取得しようとしたが、「エラーコード W75KS」のため番号発行されず。
そこでドコモの一般案内からオペレータにつないで、やっとこさ『MNP予約番号』が発行された。
ところが、

  • MNP予約番号』の有効期間は15日
  • 家族割の主回線の場合は、別の回線を主回線に指定する必要がある(だからオンラインではエラーになる)
  • MNP予約番号』を発行すると家族割は当月いっぱいで解約になる

と初耳な事ばかり。
15日以内にMNP手続きをとる時間はなさそうなので、今回は『MNP予約番号』の発行手続きをキャンセルしてもらう。


それはそうと、昨晩ソフトバンクが発表したオレンジプランやらブループランは、継続割引を引き継げない事がネックでMNPを控えている人にとっては素晴らしい料金体系。
これでメルアドが引き継げれば言うこと無しだ。
仕事でもプライベートでもたびたび煮え湯を飲まされてソフトバンク嫌いな私でさえ、それならソフトバンクに移行しようか、とうっかり思ってしまった。


夜、『ガイアの夜明け』でMNPを取り上げていたので見てみた。
端末/サービス開発競争は面白かったが、全体的には目新しい情報に乏しく、大して面白くなかった。
(写真は岡本太郎『母の塔』。2006年10月22日 川崎市岡本太郎美術館にて)


追記(2006年10月28日)

ドコモ中村社長、「孫氏の発言には怒りすら覚える」
NTTドコモは、2006年度中間期決算を発表した。会見の中で、同社の中村維夫社長は、ソフトバンクモバイルの販売施策、および同社・孫正義社長の一連の発言内容に対して、痛烈な批判を展開した。


 中村氏は、「23日夜から言われっぱなしで、怒りすら覚える部分がある」と発言。ソフトバンクの新聞広告を持ち出して、「0円の表記と、孫社長の名前は大きく書いてあるが、大切な条件が小さく書いてある。ソフトバンクモバイルに移動したが、請求書を見て、こんなはずじゃなかったという人が増えることが心配。こういう出し方はフェアなのかどうか」などと語った。


 同氏が、これだけ他社を批判することは、これまでに例がなかっただけに、記者の間からも驚きの声が出ていた。


 ソフトバンク孫社長が「携帯電話会社は儲け過ぎである」と発言したことについては、「ドコモが1兆円、KDDIが5,000億円としたが、KDDIさんも3,000億円程度であり、切りのいい数字でいうこと自体があまりにもいい加減。怒りを覚える」とし、メリルリンチのアナリストの記事を引用して、「日本の携帯電話会社は、MNPに対する懸命な努力もあって、利益水準は先進国中、最低水準にまで下がっている。これが私どもの意見」と述べた。


 また、プループランについては、「200円値引きを強調しているが、ソフトバンクは、10月1日から封書での請求書を100円値上げしており、また、ドコモユーザーの90%が使っているiモードに関しては、ドコモが200円であるのに対して、ソフトバンクは300円。これだけで200円は無くなる。また、200円の割引は頭にかかる割引であり、フルに効くわけではない。こんなことをいうと、すぐに400円に値引きするかもしれないが、現時点でそのままソフトバンクに移ると値上げになる」と反論。


 さらに、ゴールドプラン予想外割)についても、ドコモからドコモへかけるユーザーが多く、それが1人だけソフトバンクモバイルに移行すると、無料通話ではないことなどを指摘しながら、「基本料7割引のプランを含めて、5つの割引プランに対して、負けるプランはない。ドコモの利用者にとって、ソフトバンクモバイルの2つのプランに加入するメリットはまったくない」と断言した。


 さらに、ドコモとauの料金体系が複雑であると指摘されたことや、日本の携帯電話料金が世界一高い料金体系としたことに対しても、「ソフトバンクは、時間帯を4つにも分割し、曜日ごとに料金を切り分けている。どっちの方が複雑なのか。トラフィックを分散させるためのプランだろうが、もしJRがラッシュ時だけ料金を高くしたら、どんな批判が集まるか。また、総務省の発表でも、日本の携帯電話料金は世界的に見ても、決して高くはない」などとした。


 加えて、「固定発携帯電話料金は、3分120円だったものを、ドコモは3分70円、auは3分80円へと値下げしてきた。それに対して、ソフトバンクモバイルは3分120円のまま。これはかなり収益に作用する部分であり、こうした点を言わないことは疑問」などと語った。


 一方、音声通話定額制の導入に関しては、「いまの55%というドコモのシェアの中では、はっきりいって自信がない。音声通話定額を導入すれば、トラフィックがミニマムで5倍以上に増えるのは明らかで、東京のど真ん中にいながらも音声の通話ができないという状況になりかねない。音声定額の導入はよく見極めてからやっていきたい」とした。


 そのほか、MNP開始から3日間を経過した状況については、「下馬評通り、auが先行しているようだが、この程度しか出てこないのかという印象だ。24日を満を持して待っていた人がもう少し多いと思っていたが、ユーザーも冷静に見ているようだ。ただし、明日からの最初の土日を待たないことにはなんとも言えない。家族で契約する人もいるだろうし、この土日は天気も良さそうだ。この土日がポイントであり、現時点では影響がよくわからない。ただし、ジタバタするのではなく、長い目で見ていきたい」と述べた。
(後略 Impress Watch 2006年10月27日)