Black Sunday

明日は私の誕生日なのだが、そのお祝いのためベスが予約してくれた三宿のピザ屋へ。
お店には駐車場はなくR246沿いのため路駐はできそうになく、最寄り駅からも最寄りコインパーキングからも遠い。
どうやって行こうか迷いに迷ったがアル&ウィルが電車に乗りたがった事もあり、雨上がりの夕方に徒歩&電車で行くことに。
駅から店までの道を歩きながら徒歩で来たことを後悔しかけた頃にようやくお店に到着。
おっとコレは、ウェブサイトに「家族連れでご来店下さい」とは書いてあっても、決して「子連れ」で来てはいけなさそうな雰囲気のお店。
とは言え、来てしまった物は仕方ないので席が用意されている2Fに上がる。
幸い、時間が早いこともあり他にお客様は1組のカップルのみ。
席に着くときにアルバートとウィリアムが同じ側に座りたがり雲行きが怪しくなる始める。
オドしナダめスカしてどうにか定位置に座らせた。
ところが最近(多分)反抗期&屁理屈を言うようになってきたアルバートが全く言うことをきかない。
来店方法とお店の選択に違和感を感じていた私もかなりイライラしてきて、隣に座っているアルバートを無視。
このままこいつら(アルバートとウィリアムと、二人だけ置いていけないので道連れでベス)置いて帰ってやろうか、と本気で考え始める。
おいしそうなピザやらビールやらを大量に注文してしまったが、もうそんな物はどーでもいー。
と思ったが本当に置いて帰ったら後で死ぬより怖い目に遭うのも目に見えているので帰りたくても帰れない。
そのうち最初のお皿(サラダ)が運ばれてきた。
おまけに隣の席には、水商売と思われる若い女性を連れて偉そうにふんぞり返っているオヤジがやってきて、タバコを吸い始めた。
史上最悪のディナーの始まり始まりだ。
会話も弾まず、左隣のアルバートを完全に無視して、注文した皿の分を食べたらとっとと帰ろう、とひたすら考えていたので
一通り食べた後で、ベスに「食後のデザートはどうする?」と聞かれたときには、ムスっと「そんな物いらね、もう帰る」と吐き捨てるように答えた。
誕生日を祝ってくれているというのに、感じ悪いでは済まされない態度である。
「え?」という雰囲気の反応のベスを見て「あ、何か用意してたな」と気付いたが後の祭り。
察し悪すぎだ。
支払をしている間に1Fに下りたベスが、家を出るときには持っていなかった荷物を持って上がってきた。
それにも気付かないふりをしてさっさと店をでる。
傘を開き、最低な気分のまま、3人を置いて駅に向かって一人でどんどんと歩いていく。