一ヶ月

本日も大きな余震。
横浜駅前のオフィスもかなり揺れた。
この1ヶ月で震度4以上の余震は100回以上だそうだ(NHK21時のニュースより)
復興に向けたニュースも増えてきているが、
立ち上がれない人もまだまだ多いだろうし、
立ち上がるスピードも人によって違うだろう。
いわき市で宿泊施設を経営している方は
辛うじて無傷だった一部の建物で復興援助部隊に宿を提供しているが
営業停止で給料を支払えないため従業員がいない中、
家族二人で数十人分の食事を準備していて大変だという。
更に被災者の受け入れ要請も来ていて
人道的にも経営再開後の風評を考えても受け入れたいところだが
マンパワー不足で受け入れられない、
旅行代理店の担当者からは
「被災者は最初は感謝するが直にわがままを言い始める。
到底対応しきれる物ではない。受け入れない方がよい」
というアドバイスがあった、どうしたらいいのか、と頭を痛めていた。
ちなみにそれぞれの宿泊費として復興援助部隊は一人一泊6,800円、
被災者については一人一泊5,000円が支払われるという。
普通に泊まったら数万円の高級旅館だそうだ。
仙台出身の方からは、
東京に出てきた友人が結婚式に出席するために帰郷した時に津波で亡くなった。
津波にさらわれた時にあちこちにぶつかって遺体の一部が失われている上に
ガソリン不足で火葬もできなかったのだが、
今日ようやく葬儀ができる事になった、
私は参列できないけれど、
と淡々と話していた。
私はと言えば、これらの話をただただ聞くだけ。
実に無力だ。