主治医と面談

<現状>
・栄養失調
栄養失調により、水分を血管内に保持また尿で体外に排出する事ができず、肺に水が溜まり体がむくんでいる(胸水)。
胸水は先々週木曜日の入院時には右肺だけだったが、本日のレントゲンで左の肺にも溜まっている事が分かった。本日、呼吸困難になり酸素マスクを装着。


・炎症
炎症からくる膿が腹部に慢性的に溜まっている。
膿は胆管癌によるものではなく胆嚢炎からくるもの。
入院翌日に100cc程度吸い取ったが再び溜まり始めている。


感染症
前回入院時同様、クロストリジウム・ディフィシル感染症にかかっている。


・その他の症状
黄疸
低血圧


<治療方針>
・栄養失調
アルブミンの投与で栄養状態を改善し、胸水を血管に戻す。
ただしアルブミン投与は心不全を引き起こす可能性あり。


・炎症
膿の排出用チューブの一時的な設置を検討予定。


感染症
経口の抗生物質投与。


<今後想定される事>
・呼吸困難
・重症の感染症
・栄養状態の悪化
・体力が回復したとしても認知障害が回復するケースは少ない
・退院できる状態となったとしても自宅に戻らず施設入所を検討


<終末期について>
・心停止や呼吸停止状態になった場合に別紙の医療行為は行わない
・本日、DNAR同意書(心肺蘇生を行わない方針)にサイン。