JSA

DISCAS2回目第3回配送。38度線って知識として知っているだけで全く馴染みがなく、中立国の監視団が駐在しているという設定が事実なのかフィクションなのか分からなかった(事実でもフィクションでも映画の本質とは無関係なんだけど気になった)。南北朝鮮軍人の男4人の友情物語は素晴らしかったが、なぜ自殺しなければならないのか、やりきれないラスト。映画自体はものすごくよくできていて傑作だと思ったんだけど、事件の捜査に来たスイス国籍の捜査官の存在意義はなんだったんだろう。ヤツが余計な事をせずに慣例に従って穏便にうやむやに事を終わらせていれば、最後に自殺などせずにすんだのに。(それじゃ映画にならないけど)全く余計なおせっかい、不必要な存在。地雷を踏んだ月夜のシーンとか、雪中での両軍のシーンなど映像が美しい。現代の事象を扱った日本映画でここまでできのいい映画ってあるかいな?