ソニー、「音作り」の哲学を語る (1/3) (ITMedia 2004.04.30)

ソニーの“音作り”担当者が語る、同社の音作りの現場と哲学についての記事。
記事を読んだ感想を筆者の言葉を借りるとこんな感じ。

僕はこれまで、ソニーという会社はAV製品の質に関して、ある意味非常に“さばけた”スタンスを持っていると思っていた。一般ユーザーがそれなりに満足する“ある程度の品質”をクリアすれば、あとはスペックや機能、デザインやユーザーインタフェースの改善に力を注ぐ――そういう割り切りの良さこそがソニーだと考えていたのだ。

 もちろん、実際に同社にはそうした部分もあるのだろう。ソニーはローエンドからハイエンドまで、またポータブルオーディオからハイエンドのAVアンプまで、実に多彩な製品を扱っているから。しかし、多くの総合家電メーカーがオーディオ部門を切り捨てた中で、未だにリクツだけでは解決できない音質改善を行う技術者を育てている。