「警報のレベル超えてる」 風速60mに気象庁お手上げ(asahi.com 2004.09.08)

wine2004-09-08

さっき帰宅したんだが、確かに風が強い。でも実際に外で風を体感するよりも屋内にいてゴウゴウと吹く風の音を聞いている方が迫力を感じる。台風18号は現在秋田県沖を85km/hで北東に向かって進んでおり、中心の気圧は965hPaになっているのだが、今年上陸する台風は、上陸時点で940hPa以下の非常に強い物が多いような気がする。
これで今年上陸した台風は7個目。観測史上最多。上陸する割合は、例年は発生した台風の約1割程度らしいが、今年は4割近い。まさに異常気象。子供の頃に社会(地理)で習った事は、北海道は台風はないという内容だったけど、もはや時代が違うのね。

「警報のレベル超えてる」 風速60mに気象庁お手上げ (09/08 00:18)
西日本を襲った台風18号は、広島市で最大瞬間風速60.2メートルを記録した。気象庁によると、天気予報で風速30メートル以上だと「猛烈な風」と表現する。屋根が吹き飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まったりする風のことだが、「風速60メートルは暴風警報のレベルを超えているから表現のしようがない」。
秒速60.2メートルは、時速にすると約217キロ。F1のトップレーサーの平均スピードに匹敵する。
02年に茨城県潮来、鹿嶋両市で、台風の暴風で送電鉄塔9基が倒れた。このときの風速について気象庁は、周辺の気象台やアメダスの観測データから最大で30〜50メートルと推測。今回はそれをしのぐ。
風力発電事業をしている電源開発(本社・東京)によると、東京湾臨海部にある風車は風速60メートルが設計上の限界だ。沖縄・宮古島では昨年9月、最大瞬間風速74.1メートルを記録して2基が倒壊した。
電源開発の社員は「強度は多少の余裕を持っている」としながらも、ここ数年、各地で風が猛威を振るっていることで、「過去の例から、これ以上大きな台風はないと決めつけてはいけないのかも」という。