Utada

CDに先行してシングルカットされた“Easy Breezy”がお世辞にもよい曲とは言えないできだったので、「やっちゃったか…」と失望したまま、アルバム“EXODUS”も様子見をしていた、というか聴く気が全く起こらなかった。昨日たまたま EXODUS に収録されている他の曲も聞く機会があったのだが、評価が全く変わった。かなりいいです、これ。
宇多田ヒカル」の延長線上ではありえない音作りと凝った編曲で、どの曲も聴き応えがある。歌詞はちょっとどうかと思う出来だが(日本語の歌詞の足元にも及ばない)メロディもよい。特に8曲目のミドルテンポの“Animato”と10曲目の“Kremlin Dusk”は素晴らしい。
なんで唯一“ハズしちゃった”Easy Breezyをシングルカットしたのか、これを先行シングルに選んだ人のセンスを疑う(「宇多田ヒカル」の延長線上にある曲がこれだけだったからか?)。