感動は静けさの中に

昨日の日経の夕刊のピアニスト中村紘子のエッセイにて、街中で公共施設から無差別に放送される音楽やチャイムについて書いてあり、エッセイの終盤に記されていた文章がよかった。
『音楽においても、大音響は人を興奮させはするけれど感動はさせない。そもそもは「ピアノフォルテ」と名付けられた楽器がいつの間にか「ピアノ」と呼ばれるようになったように、本当の感動は静けさの中に、ピアニッシモのうちにこそあるのです。』