asahi.comに掲載されていたちょっと不思議な話。
サメ襲撃、イルカの群れが少女ら囲んで守る NZ北島
ニュージーランド北島のワンガレイ海岸沖で10月末、少女たちと一緒に泳いでいた海難救助隊員が、イルカの群れの助けでサメの襲撃を免れた、という体験談を地元紙などが報じた。不思議な体験に「どう対応していいか分からず、黙っていた」が、サメの存在を海岸の遊泳者に警告するために取材に応じたという。
ニュージーランド・ヘラルド紙によると、海難救助隊員はロブ・ホーズさん(47)。海難救助クラブに所属する娘(15)ら少女3人と10月30日に海岸の100メートル沖を泳いでいた。そのうちイルカ1頭がホーズさんらに近づき、目の前に来て潜った。目を凝らしたら、体長約3メートルの灰色のサメが周囲を旋回しているのが見えた。
サメは、離れて泳いでいた娘たちに向かった。しかし、イルカの群れが現れて、4人を取り囲むようにして40分あまり一緒に泳ぎ、「サメの襲撃から守ってくれた」という。ベテラン隊員のホーズさんも「こんな体験は初めて」と驚いている。
同紙によると、イルカが遊泳者を守った例は、ほかにもある。オークランド大学のコンスタンチン博士は「イルカには弱者を助ける習性がある」という。
(12/06 00:16)