散髪とワニ

wine2005-04-30

散髪。
午後、子供を美容院へ連れて行った。これまで子供の散髪は入浴中に妻がやっていたのだが、子供があんまり嫌がって自宅では限界があるので一度美容院でカットしてもらいたい、という妻のたっての希望だ。2歳児の散髪ごときに2,500円もの対価を支払うのは何だかとっても馬鹿馬鹿しいと思うのだが、それを妻に話すと「だったらあんたがやってよ」と言う。それはちょっと…。
美容院には子供の散髪用に、デパートの屋上などによくあるようなCELICAの乗り物のいすがあった。子供はそれを見るなり喜んで運転席に乗り込んでハンドルを握り締めた。首にタオルを巻かれてもカットが始まっても、運転に夢中でほとんど気にしていない。すごいぞCELICA。しかしそれも束の間、カットが首の後ろに及んだ途端に「怖い、怖い」と立ち上がって泣き叫びだした。妻と私があの手この手でなだめすかしてもまるで効果なし。しかし美容師さんは全く動じることなく、程なくして散髪は終了した。
ワニ。
散髪を終えて美容院の隣の小さな公園に連れて行った。子供は滑り台やブランコで遊んで、さっきまでこの世の終わりのように泣き叫んでいたのが嘘のように上機嫌。ひとしきり遊具で遊んで次の公園へはしご。先日花見をした公園だ。この公園には小さな流れと池を人工的に作った水場がある。昨日の秦野戸川公園での川歩きが楽しかったようで「ぱしゃぱしゃするの」と主張する子供。よしよし、今日はサンダルを履いているから好きなだけ水に浸かるがよい。水場全体は玉砂利をコンクリートで固めて作ってあり、そこそこ傾斜もあるので気をつけないと滑るであろう事が容易に予想できたのだが、あえて子供の手を離して、2m程離れたベンチに座っている妻の隣へ移動した。子供はしばらくは楽しそうにニコニコとこちらを見ていたのだが足を動かした拍子に足元が滑ってひざまで水に浸かった。あわてて起き上がろうとして更に深みにはまり、すっかり水没してしまった。全身ずぶ濡れ程度は予想していたけど急いで川に入って(と言っても片足の膝下まで)子供を引っ張りあげた。
大泣きするかと思いきや、抱っこするとすぐに上機嫌になり「ざっぶんってしたの」とか「ワニさんみたいになったの」などと呑気な事を言っている。「また今度ざっぶんしよーねー」と誘うと「うん」という返事。次はもう少しきれいなところに連れて行こう。