NAQOYQATSI シネマコンサート

wine2005-05-24

映画のサウンドトラックでのYo-Yo Maに代わり、コンサートでチェロの独奏を担当するのはMaya Beiser(マヤ・ベイザー)。ナコイカッツィのシネマコンサートはシドニー初演に続いて名古屋が2回目で、それと関係あるのかそれともリハーサル不足なのか少しミスが目立った。しかし映画やサウンドトラックCDで聴けるヨーヨー・マの演奏よりも非常にエモーショナルでミスを補って余りある、もはや映像は不要なんじゃないのという程にメッセージ豊かなコンサートだった。この内容でぜひライブ盤CDを出して欲しい程。わざわざEXPO会場まで足を運んだ甲斐があった。
アンサンブルも、もともとは数十人のオーケストラで演奏している内容を数台のキーボードにストリングスのサンプリングを割り当てて映画と遜色のない演奏。
オーストラリア初演を聴いた友人Mの話では、ディジェリドゥーのソリストスペシャル・ゲストで参加していたようで名古屋でもぜひ聴いてみたかったのだけど、残念ながらこれは実現せず。
それにしても寒かった。EXPOドームというからてっきり東京ドームとかナゴヤドームのような物を想像していたのだけど、屋根があるだけで冷たい風が吹き抜けていた。