長男の大のお気に入りのTV番組『地球・ふしぎ大自然』。
毎日風呂上りに歯磨きまでの20〜30分、床に座って好きな動物の回を食い入るように見ている。私は1メートル程離れたソファで仕事やメールやネットをやっている。
番組の終盤に必ず流れるメランコリックな音楽があるのだが、この曲が流れると番組が終わるという事を最近学んだようで、「もう終わり?」と寂しそうな顔をして私か妻の方ににじり寄っていく。かわいいやつよのぅ。
先日、NHKスペシャルで放送していたアムールヒョウの番組を録画した。NHKスペシャルなので『地球・ふしぎ大自然』とは使っている音楽がまるっきり違う。
アムールヒョウは、戦前は人間に乱獲され、戦後は冷戦期に米国の偵察衛星を欺くために山岳地帯に進出してきたソビエト軍や、餌不足で本来の生息地域から南下してきたアムールトラに生息地域を脅かされ(アムールトラはアムールヒョウの2倍の体格がある)、更に、限られた地域に限られた固体しか生息していない事により近親交配が進み、絶滅の危機に瀕しているらしい。
そのためか流れる音楽がどれもこれもメランコリック(ホントにいい選曲なんですよ)。
長男にとってはメランコリックな音楽=番組終了なので、音楽が流れるたびに「もう終わり?」と悲しそうな顔をする。「まだ終わりじゃないよ」と説明しても次に音楽が流れると「もう終わり?」
つくづくかわいいやつだ。