黄泉がえり

梶尾真治の『黄泉がえり』を読んだ。
最近読む本と言えば仕事関連以外では沢木耕太郎ノンフィクション(全9巻)ばかりだったので小説は久しぶり。
映画は見たことがないがどうやら泣かせる話らしい事も知っていたし、梶尾真治独特の「泣かせ」パターンも知っているつもりだった。
要するにこの本で泣くわけ無いと思っていたわけだ。
読み始めると面白くて止まらない。
昨日の朝の電車で読み始めて、帰りの電車でも読み続け、帰宅して夜も読み続け…
そして思わぬところでヤられた。
主人公の父親が自分の妻を救おうとするところで不意に来た。
既読の人に言わせれば今更だろうが傑作だった。

黄泉がえり (新潮文庫)

黄泉がえり (新潮文庫)