国内最高気温を74年ぶり更新

多治見と熊谷で40.9度、国内最高気温を74年ぶり更新
日本列島の猛暑は16日も衰える気配を見せず、岐阜県の多治見で午後2時20分に、埼玉県の熊谷では同2時42分に、それぞれ気温40.9度を観測。国内の最高気温の記録を74年ぶりに更新した。


これまでの記録は、1933(昭和8)年に山形で観測された40.8度。


気象庁によると、高温の原因は南米ペルー沖で海面水温が下がり異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」により勢力を増した太平洋高気圧に覆われた上、山越えの乾いた熱風が吹き下ろす「フェーン現象」などが加わったためとみられる。


気象庁によると、16日午後3時までに、熊谷と多治見を含め、埼玉、岐阜、群馬各県の計5地点で気温が40度以上となった。〔共同〕(17:20)
(NIKKEI NET 2007年8月16日)