Arthur C. Clarke 死去

SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去 2008年03月19日10時38分
映画化された小説「2001年宇宙の旅」などで知られる英国人のSF作家アーサー・C・クラークさんが19日、移住先のスリランカで死去した。90歳だった。
17年、英国サマーセットの農家に生まれた。46年に発表した短編「太陽系最後の日」でSF作家として注目を集めた。
その後、「幼年期の終わり」「都市と星」など話題作を次々発表。アシモフハインラインらと並び、世界のSF界を代表する作家となった。科学の最新知識を採り入れて描く宇宙像や未来像の高い予測精度で評価されている。
68年、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で原作と共同脚本を担当。完成された映像と哲学的な主題で、今もSF映画の金字塔とされる。続編となる小説「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」を書き継いだ。
ダイビングを愛し、スリランカの海に魅せられて56年に移住。同国の伝説をもとにした「楽園の泉」を発表。「宇宙のランデヴー」に続き、この作品でもヒューゴー、ネビュラ両賞をダブル受賞した。
精力的に小説を発表する一方で、科学技術の振興にも尽力。95年には英リバプール大の名誉博士号を受けている。(asahi.comより)

最近は全く読んでいないとは言え、高校時代には片っ端から読みまくり、海外SF作家の中では一番好きだった。
幼年期の終り』 、『地球光』、『都市と星』 、『遥かなる地球の歌』(この小説に触発されたMike Oldfieldの音楽も素晴らしい)、『2001年宇宙の旅』、『白鹿亭綺譚』、『スリランカから世界を眺めて』
などなど、繰り返し読んだ小説などは数え上げればきりがない。
ご冥福をお祈りします。

地球幼年期の終わり (創元推理文庫)

地球幼年期の終わり (創元推理文庫)

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

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Songs of Distant Earth

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白鹿亭綺譚 (ハヤカワ文庫 SF 404)

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