臨終

早帰り日に付き終業後、すぐに退社。
ベスより先に帰宅。
日光浴のために窓際に出してあるトカゲの水槽を動かす際に上から覗き込んでみる。
ありえない姿勢で煉瓦の上に張り付いているトカゲ。
触ってみるとスカスカのカラダ。
「一体何を食べてるんだろうね〜」などとこれまで呑気に話していたが、さすがに霞を喰らっているのではなかった。
生きた餌を与えられなくなった時点で放していればよかった。
ぼくは…とりかえしのつかないことをしてしまった…
ぼくはトカゲを…


まぁ取り返しが付かない事をいつまでもクヨクヨと悔やんでも仕方ない。
せっかくなのでアルバートとウィリアムにはトカゲの死から何かを得てもらうとするか。
(彼らはトカゲの生死に何ら関与していないし関心も無かったようだが)


死骸の写真とかこの日記に掲載したらみんな引くかしらん…?