Raiders of the Lost Ark Vol.V に思うこと

レイダースの第5作目を観てきた。

正式なタイトルは Indiana Jones and the Dial of Destiny だが

(邦題『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』)

私にとっては『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が最高傑作で

2作目以降の "Indiana Jones" はレイダースの劣化版なので

Indiana Jonesがシリーズ名と言われてもね。

 

2作目は子供が出てきて無駄に騒がしくなった上にグロさも増加

3作目は父親が出てきて家族の話になり(冒険活劇じゃなかったのかよ)

4作目はカレン・アレンが再演したのは良かったが子供と宇宙人が出たのは最悪

と劣化の一途を辿った後の最終作。

 

誕生日に公開されたがすっかり忘れていた。

何のきっかけか思い出したので観てきた。

ちょうど昨日公開された宮崎駿の新作がIMAXを独占していてIMAX上映は終了。

普通のシネコンサイズのスクリーンで見る羽目に。

時の流れを嘆きつつ冒険するインディを老いたハリソン・フォード(81歳)が

演じるのは良かったが、第2作から前作と同様に所詮はレイダースの焼き直し。

子供が出てきて無駄に騒々しいしところも劣化版の系譜をなぞっている。

おまけに無駄に長い(上映時間 154分)。

さらにエンドタイトルの音楽の終わり方が「最終作」感が全くない。

レイダースの完成度のなんと高かったことよ。

 

という事で映画全体の評価としては大して高くないが

古代ローマにタイムスリップした後の展開はまぁまぁ面白かったし

随所に『マリオンのテーマ』が流れて、最後にカレン・アレンが登場して

レイダースの名シーンをなぞる所は最高だった。

 

Top  Gun、Blade Runner も長い空白期間を経て続編が作成され

前作を踏襲し、前作大好き人間に郷愁を覚えさせ、単品映画としての完成度も高く

それぞれの良さがあったのに、本作は残念。

 

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