2月21日付 asahi.com より
■宇宙に浮かぶ「首飾り」 超新星爆発後をハッブルが撮影
米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が、宇宙空間に浮かぶ真珠の首飾りを撮影した。小柴昌俊・東京大名誉教授が素粒子ニュートリノを観測した超新星爆発の17年後の輝きだ。
この超新星爆発は、太陽の20倍の質量を持つ星の最期の姿。爆発でまき散らされたガスに、時速100万キロを超える衝撃波がぶつかり、高温になった部分が真珠のように輝いている。中心部にあるのは星の残骸(ざんがい)だ。
爆発は16万年前のできごとだが、地球上では87年に初観測され、小柴さんのノーベル物理学賞受賞のきっかけになった。
(写真は真珠のネックレス状に輝く超新星SN1987A=NASA提供)