保育園初日

wine2004-04-02

初日の本日は親と一緒に半日過ごしてお昼を食べたらおしまい、という半日コース。所謂慣らし保育だ。クラスの10人中、本日からの新入生は5人なので本日の親の数は園児の母親の5人プラス金魚の糞の私。園児の男女比は女3:男7。うちの子が一番小さい月齢で他の9名はみんな歩いている。
認可保育園は親がやらなくてはいけない事が多くて大変だ。無認可の時は着替えとスタイの予備を初めに預けておくだけで、毎日の当園時に持っていくのは連絡ノートのみだった。あぁ楽チン。4月から通う保育園は、いろいろな物を事前に作るのは以前書いたとおりだが、毎日登園時に紙おむつから布おむつに着替えさせ、その日に使う小さなタオルを2枚、着替えを一式を所定の位置にしまい、前日に回収して洗ったコップもセットしなければならない(他にもあったが覚えきれない)。おまけに多少体調が悪くて医者から薬を処方されて場合でもそれを飲ませてくれない。無認可保育園の方が親がかなり手を抜けるのだが、その分というのは毎月の保育料に反映されているのだろうか。それとも施設の充実度合いや清潔感、あるいは親の安心感と引換なのだろうか。文句があるなら通わせなければいいだけなのだが、預ける身としてはやはり認可保育園がよいのだ。そんな親心の足元を見透かしているのかいないのか『(入園できたなんて)ラッキーですよ。東大に入るより大変なんて言われてますから』なんて事を園長先生が言うのだ。そりゃ倍率だけで比較したらそうかも知れないけど、その狭き門を潜り抜けるための過程や選考基準は大違いだ。いい人なので他意はないのだろうが『それだけステータスがあるんだから文句があるなら他の人に譲ってください』なんていうようにも聞こえるのはきっとひねくれた私の邪推だろう。
そんな認可保育園にも民営化の波がじわじわと押し寄せていて、従来は公立認可保育園だったのに民営化された保育園では、父母への事前の説明不足や保育の質の低下などでいろいろと問題になっていると聞く。民営化の目的は競争原理導入による保育の質の向上だと思うのだが、それができないなら何のための民営化か。単なる経費削減ではないか。