Mr.Children タガタメ

ミスチルのアルバム『シフクノオト』が明日発売だったのを思い出した。ついでに、そういえば『タガタメ』とかいう曲が当初発売予定なしでオンエアのみだったのに、リスナーからの反響があまりに大きかったので収録されているんだよね、というような事を思い出した。昨年暮れにPCに取り込んでその時は何度か流して聴いたけど歌詞に全く注意を払っていなかったので改めて聴いてみた。ちなみに私の音楽の聴き方はまずメロディと音ありきで歌詞は二の次なので、メロディを十分に堪能できないと歌詞にまで興味が及ばない。(ミスチルの曲と詞は好きなのだが、それでもこんなもの)
改めて聴いてみると歌詞の一部に非常に大きな共感を覚えた。それはこの部分。
『子供らを被害者に 加害者にもせずに / この街で暮らすため まず何をすべきだろう? / でももしも被害者に 加害者になったとき / 出来ることと言えば / 涙を流し 瞼を腫らし / 祈るほかにないのか?』
異常なほど頻発するようになった子供相手の事件を見聞きするにつれ、子を持つ親の多くが同じ思いを抱いているのではないだろうか。被害者にはもちろんなって欲しくない、しかし加害者にならないと言い切れる訳が無い。被害者にも加害者にもしないためにどうすればいいのか。そうなってしまったらどうしたらいいのか、と。
ここに続く『タタカッテ タタカッテ / タガタメ タタカッテ』という歌詞はイラクにおけるアメリカの蛮行を指しているのだろうか?よく分からない。前述の部分の歌詞メロディ共に素晴らしいのに、その他の部分のメロディの弱さや全体的な歌詞の統一感がないのがとても残念な曲。