今夏の酷暑、衛星からもはっきり 宇宙航空研究開発機構 (asahi.com 2004.08.25)

wine2004-08-25

宇宙航空研究開発機構JAXA)が、地球観測衛星Aquaのデータを使い、8月1日から10日の期間で、昨年と今年の海面温度を比較したところ、昨夏に比べ日本海三陸沖、北海道周辺などで極めて高いことが分かった。
同機構によると、衛星搭載のセンサーは高性能マイクロ波放射計で、海面から深さ1〜2メートルの水温を測っている。雨の影響は受けないという。
気象庁気候情報課の高橋俊二予報官は「日本付近の海面水温が高いのは、高気圧に覆われ日射が多かったためだろう。8月上旬の北日本は、海水をかき乱す台風の影響も少なかった」と話す。
太平洋高気圧が日本付近を覆いやすかったのは、フィリピン東海上の対流活動が比較的活発であったことが原因の一つと考えられている。 (08/25 11:45)