はちく(葉竹?)

先ほどお会いしたお客様から聞いた話。
長野のとある地域で「はちく」と呼ばれている筍がある。普通、筍というと春先に地面から頭の先を出したばかりの物を地面深く掘って引っこ抜いて(あるいは折って)食べるのだけど、「はちく」はそうじゃない。直径が5cm程度の細い竹が背丈ほどに伸びたところを、先っぽの柔らかいところを切り取って食べる。普通の筍よりおいしいのはもちろんの事、灰汁抜きも必要ないし、筍アレルギー(そんな人いるの?)の人でも大丈夫、という。収穫できるのはゴールデンウィークの頃。
その方は、長野で絵を描いたり釜焼きをしている友人宅にお邪魔したときにご馳走になったらしい。残念なことに随分と以前の事なので、どこで食べたのか詳しい場所はすぐには思い出せないと言う。だいたいの場所は松本の少し先の方らしい。さすがに都会の店頭には並ばないものの、特段珍味という程ではなく、季節になれば地元の道の駅などでも一束500円程度で売ってるよ、という。
それは是非とも食べてみたいですね、と口にすると、友人宅の住所を後で調べて教えてくれるとのこと。ありがたやありがたや。