『アメリカでのクリスマス』

wine2005-03-18

今日は仕事はお休み。朝、子供を保育園に連れて行き、妻を車で職場まで送り、そのまま東京都美術館へ向かう。行って来ましたよミュシャ展。開期終了1週間前。パスネットについていた100円割引を利用。
日本初公開作品が100点以上という事でかなり期待していたのだが、期待通り質・量ともに大満足の展覧会だった。ドローイングや習作など、ポスター製作者ではなく『画家ミュシャ』の作品を多く見られたのがとてもよかったし、リソグラフの作品にしても、これまで好きだった『時の流れ』『月と星』『ヒヤシンス姫』のオリジナルを間近で見られて幸せ〜。今回私の心を捉えて離さなかったのは『花:バラ』『アメリカでのクリスマス』(右の画像)。『花:バラ』はこれまで意識した事がなかったし、『アメリカでのクリスマス』は初めて見る。スラブものらしい紋様が刺繍された白い民族衣装の質感と画面全体を覆う静謐な空気が素晴らしい。
ミュージアムショップもいろいろな商品が並んでいて充実。あやうく1900年当時に252部だけリソグラフで作成された『トリポリの姫君イルゼ』のオリジナル(の1ページ)を購入するところだったのだが、購入手続き直前に出版社勤務で写真家の友人Kに相談したり、Webで相場を確認して踏みとどまった。(でも私が躊躇していた僅か1時間程度の間に、252万円もする『四季:春』を購入した人がいたのには驚いた)
3連休の最終日あたりに妻と子供と一緒にもう一度来ようかなと思ったのだが、あまりの混雑振りに断念。


ミュシャ展についてはこちらのblogがなかなかよかです。