Glass Orion

先日GlassのOrionについてチョロっと書いた翌日に友人M様からCDをお借りすることができた。
1度聴いて、すぐに引き込まれたまま、まだその世界から抜け出せない。ここ数日他の音楽を聴く気になれない程。Mはここ10年のグラスの活動でもっとも重要な作品と言っていたが、私にとってはここ10年どころか1985年のSatyagraha以来の衝撃。
これまでのグラスにはない旋律が民族楽器の特徴ある音で奏でられ、巨大なタペストリーを見ている気分。繰り返し聴くほどに深みが増していく。特に緊張感いっぱいにシタールが盛り上がっていくIndiaと、そこから一転してギリシャ語の詩を女声でゆったりと歌い上げるGreeceのラスト2曲は圧巻。
これはぜひライブで見てみたいが、残念ながら当面日本での演奏予定はなし。10月にメルボルンまで観に行くか?