ベス、緊急手術

昨日の保育園の運動会の疲れか、日頃の寝不足のせいか、はたまた単なる怠惰か、11時頃に起きる。
子供達に先に食事をさせているとベスがお腹が痛いと言い始めた。
しばらく横になって唸っていたが痛みは更に激しくなるばかりのようで、遂に救急車を呼んだ。
荷物をまとめて救急車を待つ。
救急車は10分弱で到着し、必要な荷物を持ち子供達を連れてすぐに乗車。
しかし搬入先の病院がなかなか見つからない。
救急隊員の方が受け入れ先を探してあちこち電話してくれるが、どこもお断りされて30分以上も自宅前から動けず。
5〜6ヶ所目で受け入れ先が見つかり、ようやく移動。
その間、痛み止めなどの処置は全くできずベスはひたすら言葉も出ないほどの痛みに耐えている。
一方、アルバートにとっては母親の急病よりも救急車に乗れる喜びの方が大きいらしい。
はしゃいでいるが、3歳児では仕方ない。
途中、救急車の進行を無視して直前を横切るアホな車が1台いたが、30分弱で無事に病院に到着。
救急車用駐車場直結のB1の救急用の病室へ搬入される。
鎮痛剤を大量に投与されても効かず、痛みのためなかなか採血以外の検査ができない。
病院に搬入されて2時間以上経って、一時的に痛みが和らいだ隙にようやく検尿とCT。
子供二人抱えて非常に大変になりそうだったので、たびたび「ご家族の方」と呼ばれる合間を縫って助けを求める事にした。
何しろ院内全てが携帯圏外(当然か)で、1Fへ上がって誰もいない窓際へ行き携帯で私の母の携帯と妻の実家へ電話。
私の母は電話に出ず。妻の実家はジョーが出てヘルパーのコーディネートをしてくれる。
メグ一家と義母が来てくれることになった。
実家とメグの家から病院までは2時間近くかかるというのに、非常にありがたい。この上なく感謝!
電話を終えて、売店で子供達のおやつとウィリアム用のおむつとウェットティッシュを購入。
B1に戻ってしばらくすると看護士さんに呼ばれる。
医師の所見では、このままICUへ移動し緊急手術をするという。
そうですか、まぁあの痛がりようではそうでしょうね。
ICUの病室で担当医から所見、術式、輸血などについての説明を受け、書類にサインをする。
所見通りかつ術後良好であれば手術は2時間、入院は4日間。
説明を受けている間、ICUへ入れない子供達の面倒を看護婦さんが見てくれている。
ベスは18時に病室から手術室へ移動。
救急車を呼んでから実に6時間。
目処が立ったのでジョーとメグ夫妻に連絡しようとしていると、メグ到着。
メグは、車より電車が早かろうと夫と長女と別行動で来てくれた。
ほどなく車で来てくれたメグ夫とメグ長女も到着。
看護士から「手術終了までこのフロアにいてください」と言われていて動けない私に代わって、アルバートとウィリアムを食事と買い物に連れて行ってくれた。
アルバートもいとこと一緒でとても楽しそうだし、私もとても助かる。
ようやく一息ついてエイミーと今日の夕方会う事になっていたMさんに連絡し、入院関連の書類に目を通していると義母到着。
話をしたり、あちこち連絡したり。
食事から帰って来たメグ一家に、義母と私の食事調達のため再びお使いに行ってもらう。
何度もすみません。
などとやっている内に、20時30分頃に看護士に呼ばれて病室へ。
手術は予定通り2時間で終わったようだ。
結果は術前の検査通りで、問題なく終了。
術後良好なら、こちらも事前の予測通り4日間で退院できるとの事。
ベスの痛みも取れて一安心。
私に続いて、義母とメグにも面会してもらう。
買ってきてもらったTully'sのサンドウィッチを食べ、コーヒーを飲み、メグ家のプレサージュで自宅まで送っていただく。
今夜は義母にはそのまま我が家に泊まっていただいて子供達の入浴を手伝ってもらう。
入浴前に明日の保育園の送迎を手伝ってあげるよ、とママ友Aさんから電話があった。
ありがと〜!とても助かります。
妻勤務先の同僚と上司にメールして、子供達を風呂に入れて寝かしつけて、義母も先ほど休んだ。
皆様、ご心配おかけしました。
お手伝いいただき、ありがとうございます。
非常に感謝です。
ベス退院後に改めて個別にお礼させていただきます。