『ポワカッツィ』ライブ

wine2003-10-18

フィリップ・グラスのシネマコンサート二日目。本日は『アニマ・ムンディ』ポワカッツィ』(どちらも日本初公開)の上映後、グラスのアフタートークの3本立て。さて、昨日カメラを忘れた事を残念に思ったので今日は持って来ました。ただし私ではなく昨日も現地で一緒になった友人が。私はまんまと忘れました。あ、それで思い出した。これを読んだらこの日の写真を後で見せてね>友人。
『アニマ・ムンディ』(ライブ演奏なし)は多種多様な微生物や動植物の様子をめまぐるしいカットやおもしろいアングルで見せていく短編映画。BVLGARIがスポンサーとなり“世界自然保護基(WWF)の"生物の多様性キャンペーン"の一環として製作された”(http://www.conversation.co.jp/koyaanisqatsi/animamundi.html)らしいです。確かに多様性についてはよぉっく分かるんだけど、30分程度の短編映画にしておくのはもったいなく、これひとつで長編自然ドキュメンタリーが何本も作れそう。しかし、なんでBVLGARIがスポンサー?
で『ポワカッツィ』。こちらも昨日と同様、スクリーンよりも演奏にばかり目が行ってしまったためか、『コヤニスカッツィ』や『ナコイカッツィ』程の衝撃はなかったが面白かった。
この日のハイライトは実はこのあとに1時間ほど行われたグラスのアフタートーク(インタビュー)でした。音楽以外の事についてのグラスの言葉はこれまで見聞きしたり読んだ事がなかったのだが、話を聞くとユーモアもあってとってもいい人、いや年齢を考えるといい爺さん(1937年生まれ)。月曜日にお子様が産まれる予定なので明日には成田を発たないといけないそうで、おいおいあんたいくつだよ、という感じです。教育については関心があったが学生に教えるという機会はこれまで無かったとか。最近、世相が暗いので子供を持つことをためらう人が多いが、全ての親は子供に対する教育者であり、また、子育てを通じて自分自身を見つめることができるので、できれば子供を持ったほうがいい、とか。他にもこれからを担う若い世代へのメッセージや、日本についての印象など。1時間ではとても物足りなかった。
なおhttp://www.conversation.co.jp/koyaanisqatsi/news.htmlによると、この日の公演とインタビューがMTVで下記日時に放送されるそうだ。
11/25 OA:11:00-11:30/18:30-19:00/25:30-26:00
11/26 OA:11:30-12:00/16:00-16:30
写真はすみだトリフォニーホールのオブジェ (2003.11.11 記)