ぐりとぐら

最近ようやく子供に『ぐりとぐら』を読み聞かせられるようになった。多分、多くの人と同じように私も子供の頃に非常に好きだったので、子供が産まれてわりとすぐに全巻買い揃えていた。今まで何か考えがあって読んでいなかったのではなく、子供が触ってぐちゃぐちゃにしないように本棚の上のほうにしまったっきり存在を忘れていた。先日少し熱が出たときに医者に連れて行ったら待合室に置いてあったので読んであげるととても気に入った様子だたので家でも読むことにした。
以前から本の読み聞かせはしていたのだが、最近変わったのは同じ話を何度も『もいっかい』と要求しなくなった事。今は1冊読み終えると次は別のを読んで欲しいようだ。本を読むのは好きなので要求されれば足の間に座らせて一緒に本を読む。子供向けの本は単純なストーリーだし平仮名ばかりで刺激に乏しく、読んでいる最中にとても眠くなる。同じ本を何度も繰り返し読まされるとなおさらだ。そういう時は勝手にメロディをつけて歌にしてみたり、本文とは関係ない奥付や『お母さんへ』とか『この本の狙い』というようなところも読む。子供は本文とは関係ないところはやはりつまらないらしく早くページをめくれと言うけれど一応読む。こぐまちゃんシリーズは本の狙いが書いてあって、なるほどそういうつもりでこのストーリーなのか、と思ったり、そんなに都合よく狙ったとおりの効果が得られるかねぇ、などと思いながら読むといっそう面白い。
一方子供にせがまれても読みたくない(けど読まないとうるさいから仕方なく読む)のは、ジャングル大帝アメリカ人がタイトルと登場人物名を変えて映画化し劇団四季のミュージカルもヒットしているあの話。アメリカ人版は大嫌いなので絶対に読みたくないのだがどういう訳だか子供は気に入っている。仕方なく読むときはシンバをレオに置き換えて読んでいる。今後はもっと徹底するか。ムファサ ⇒ パンジャ、ナナ ⇒ ライヤ、スカ― ⇒ ブブ、ラフィキ ⇒ マンディ など。手塚治虫プロがジャングル大帝を簡略化した絵本でも出してくれればこんな苦労をしなくてもいいのに。あるのかな?あとで探してみよう。
タイトルと関係ない話になっちゃった。