老体に鞭打つ

午後時間が空いたので録画しておいたフランス−スペインを見た。
文字通りジダンを中心としたフランスはグループリーグとは全く別のチームのようによく走り回っていた。
スペインの鋭い攻撃をフランスのDFがことごとく潰し、ジダン爺から供給されるパスでアンリとリベリーがゴールを狙う。
スペイン優位かと思っていたのに、結果は3−1でフランス。
これだからフットボールは面白い。
次のブラジル戦は、まだ本気を見せていないブラジルがどこまで力を出してくるか見物。


それはそうと、この試合の解説者がしきりに「ジダンは守備はマケレレに任せて、後方からのパスを前線へ供給する」というような事を言っていた。
実際にはディフェンスもそこそこやっていたのだが、もし本当に守備をしないで前線へのパス供給源だけでいい、なんていうポジションがまかり通るなら、日本はジーコ(53歳)を帰化させて中村の代わりに入れておけば良かったんじゃないかな。
あ、どんなにいいボールをもらってもシュートする気がないFWばかりだからダメか。


老体に鞭打つと言えば、ジーコは本当にご苦労様でした。
今のジダンよりも遙かに年寄りな38歳で住友金属にやってきて、アントラーズを率いてJリーグの開幕戦でハットトリックを決めて、そりゃぁもうサッカーの神様がなんだってまたこんな辺境の島国のサッカー発展途上国へやってきてくれたのか…
日本代表監督になってからの采配は、ん?、という事も多々あったが、15年間も日本サッカーに関わってくれてありがたい事です。