エディンバラ公 ひねくれ物

当初17時からという親族への説明は、担当医師の前の患者さんの検査が長引いたりした結果
検査開始が19時過ぎ、説明開始は21時過ぎとなった。
おかげで間に合った。
十二指腸側からカメラ・エコー・細胞採取での検査、管を入れて胆液の通り道確保
という目的での検査手術だったようだが
胆管が細く、曲がり方も検査に適していなかった為細胞採取しかできなかったとの事。
造影剤での撮影も肝門部から先(肝外胆管)が片方写らないなど、
肝門部付近に悪性腫瘍がある可能性が非常に高いとの事。
まずは明日合併症を起こさないかケアが必要。
来週再度同じ検査を試みる。
肝門部の胆管癌だとすると切除術も困難となる可能性が高い事。
などなど、非常に分かりやすい説明をしてくれる若い内科医だった。
エディンバラ公は術後は薬の影響でずっと眠っていたので
アル&ウィルが書いてくれたカードは枕元に置いてあった内田百間の本の間に挟んできた。
弟は千葉県内の自宅には戻らず、エディンバラ公爵邸泊。


『胆管がんの手術適応は非常に複雑で、ある施設では手術可能な場合が
別の施設では手術の対象とならないとされることも珍しくありません。
特に、肝臓の出口近く(肝門部)にできた胆管がんは、外科切除は技術的に非常に難しいため、
最初に診察した医師の判断が重要になります。』
がん情報サービス 胆管がんより)