俺様のお陰

Torino 2006
ここだけの話、スノーボードクロス女子で藤森由香が準決勝に進出できたのは俺様のお陰だ。
Quater Finalを見ているテレビの前で2位と3位の選手に「転べ!転べ!」と叫んでいた想いがトリノに届いたのだ。
そうに違いない。
ついでに言うと、ブラジルのCLARK RIBEIRO Isabel選手が9〜12位決定戦で、ダントツビリだったのに先行する3選手が転倒したすきにゴールして9位になったのも、私のこの力のおかげだ。


結果は5〜7位決定戦で全員コースアウトのまさかの失格、かと思ったら7位か。
素晴らしいですね。
コメンテーターの力の抜けたお気楽なコメントも、何が起こるかわからない試合展開も非常に面白い。
この競技、目が離せないからいつまでたっても風呂に入れない。


それにしても、まさか決勝のゴール直前であんなハプニングが起きるとはねぇ。
コメンテーター曰く「あんな事しなければいいですよ」「もう、自爆ですよ、もう」「もう、あんな事しなくても、という感じですよねぇ」。
たとえどんなミスをしても、こんな散々なコメントを言われるオリンピック競技なんてスノーボードクロスくらいでしょう。

パフォーマンスに失敗し?転倒、優勝逃す クロス米代表 2006年02月18日10時30分
 トリノ五輪スノーボードクロス決勝のゴール前。あと2つのジャンプさえ無難にこなせば、ジャコベリスは間違いなく金メダルを手にしていた。だが、そこで悔やみきれないミスを犯してしまった。
 後続を大きく引き離して先頭でゴールに向かった20歳のジャコベリスは、優勝を確信したのだろう。ゴール手前のジャンプで飛び出すと空中で体をひねり、グラブでボードをつかんだ。観客を意識したパフォーマンスに見えたが、余裕を見せたのがたたり、着地に失敗して転倒。追って来たフリーデンに抜かれてしまい、2位に落ちた。
 AP通信によると、当初は観客へのアピールであることを否定したジャコベリスだったが、やがて、勝利を目前にして平静さを失ったかもしれないと認めた。「私の興奮を観客と分かち合いたかった。失敗した。まあ、そんなこともある」
 米国のフォレイ・コーチは、ジャコベリスは安定を保つためにボードをつかむことはよくあると言いながらも、「ちょっとやりすぎだった」。転倒した瞬間には、顔を覆った。
 一方、幸運に恵まれて優勝したフリーデンは「びっくりした。最後まで何が起こるか分からない」と話したとAFP通信は伝える。「彼女が転倒したのは見えなかった。地面に横たわっているのを見たときは、ただ、『ええっ』と驚いた」
asahi.comより)