絶滅危機ホッキョクグマの名前を募集

絶滅危機ホッキョクグマ追跡 「救い」の名前を募集 2006年08月11日09時18分
 温暖化の影響で絶滅の危機に直面するホッキョクグマの追跡調査を、世界自然保護基金(WWF)が始めた。ノルウェースバールバル諸島で母グマ2頭を捕獲、発信器を付けた。WWFは日本の人に関心を持ってもらおうと、日本だけで2頭の名前を募集する。


 発信器を付けたホッキョクグマの生態調査は、ノルウェー極地研究所が80年代から続けている。だが、かつては装置が大きすぎ、最近は小型の首輪になったものの外れてしまうことが多く、調査はあまり進んでいない。


 WWFは、03年から調査を支援してきた。今年4月、同研究所とともに新たに2頭の母グマに首輪を装着、今のところ追跡に成功している。クマの現在地などはインターネット上で確認できる。


 2頭は20歳ぐらいと8歳ぐらいで、いずれもメスとオスの子を連れている。2182、2183と番号で呼ばれている。


 WWFは、温暖化防止に日本の役割が今後も重要と考え、日本でだけ2頭の名前を募ると決めた。期間は9月30日まで。審査結果は、10月6日に発表する予定。応募および問い合わせは、WWFジャパン事務局(03・3769・1714)へ。
asahi.com 2006年08月11日)