(http://www.teaweb.jp/sanchi/t_lapsangsouchong.html より)
- 正山小種/ラプサンスーチョン/Lapsang Souchong
- 中華人民共和国・福建省原産
- なんだか愛嬌のある名前のこの紅茶は、収穫された茶葉を発酵させたあと、松の木を燃やした煙で茶葉をいぶして着香させるという、他にはない変わった製法で作られています。茶葉は5月に収穫され、9月〜10月に市場に出荷されます。
- 収穫期は春と夏の年二回で、芯芽部分は使われず比較的下の大きくて堅い葉(スーチョン)が使われます。その後、萎凋→揉捻→発酵→乾燥(大きな鍋で炒る)→再揉捻(茶色の色を付けるため)→燻焙(松の木で6〜8時間燻す)→乾燥 という通常より手間のかかる工程で製茶されます。なお、等級は全部で8等級あります。
- 独特の松の香りがする強いスモーキーな香りが特徴で、その香りを他で例えると胃薬の正露丸にそっくりです。香りはかなり強烈で、一般的な紅茶缶では香りが漏れてくるほどです。プラスチック製のものは匂いが容器に移ってしまうので避けましょう。
- 水色は濃いオレンジ色。香りが香りだけに好みが別れる紅茶です。
- ミルクティーにするとコクが出て、驚くほどまろやかで飲みやすい紅茶になります。またヨーロッパでは、別の茶葉にひとつまみいれて、ほのかな風味を楽しむという使い方もされています。フードは、カレーなどスパイシーな料理や、スモークサーモンなど塩気の強いものがよく合います。
ミルクティーで飲めるのか、知らなかった。
- 紅茶水楼館 http://www.teaweb.jp/