ヒストリエ

『寄生獣』の、というよりも、敢えて『風子のいる店』の岩明均の最新作(多分)。 「アレキサンダー大王の書記官エウメネスの波乱に満ちた生涯!」(amazon「商品の説明」より) そうだったのか。1巻から4巻まで読んだけど主人公エウメネスが何者なのかさっ…

『凍』読了

沢木耕太郎の『凍』を一気に読み通す。 クライマー山野井泰史とその妻山野井妙子がヒマラヤの7,000m峰ギャチュンカンに挑む物語。 登山関連の本は中学以降は全く読んでいなく、アルパイン・スタイルのソロ・クライマーと言えばメスナー、という程度の私の知…

サラマンダー殲滅 読了

午前中、青山のオフィスで打合せをした後に、しばらくぶりの麹町へ。 帰路の電車内で梶尾真治『サラマンダー殲滅』読了。 愛する人をテロ組織に奪われた一般人女性が殺傷能力を鍛えて敵組織を壊滅する、という話。 要約すると非常に安っぽい話に見える。 そ…

宇宙船とカヌーとオルカ

『敵は海賊・正義の眼』購入。 いま読んでいる本があるので手を付けるのはしばらく先になりそう。 同じハヤカワ文庫の棚に水口博也の『オルカ―海の王シャチと風の物語』発見。 ハードカヴァーで出版されたこの本を手に取ったのが二十歳の時。 ほぼ同時期に読…

敵は海賊

旧友K.K.氏のmixi日記で知った。 神林長平10年ぶりの『敵は海賊』シリーズ。 買わなきゃ。敵は海賊・正義の眼 (ハヤカワ文庫JA)作者: 神林長平出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (95…

沢木耕太郎ノンフィクションⅤ

夜の部があるかと思ったらなかったので食事代わりのビール片手に仕事&読書。 第V集『かつて白い海で戦った』読了。 カシアス内藤を巡る3編、「クレイになれなかった男」「一瞬の夏」「リア」が収録されている。 これまで、沢木耕太郎が人物について書いてい…

沢木耕太郎ノンフィクションⅣ

第Ⅳ集『オン・ザ・ボーダー』読了。 この文藝春秋の沢木耕太郎ノンフィクションはⅠ〜Ⅸまで、「スポーツ・短編」→「人物・短編」→「社会・短編」→「紀行・短編」→「スポーツ・長編」→「人物・長編」→「社会・長編」→「紀行・長編」→「観戦記」とカテゴライズ…

『時の廃墟』

沢木耕太郎ノンフィクション?『時の廃墟』読了。 どんどんとページが進む一編もあり、読みながら寝てしまうようなのもあり。 養蜂家の一年を子供向けに書いた「ハチヤさんの旅」がなかなか面白かった。時の廃墟 (沢木耕太郎ノンフィクション)作者: 沢木耕太…

OKAGE

『OKAGE』(梶尾真治著、新潮文庫)読了。 怒濤の展開で最後まで息もつかせぬ面白さ。 なんだけど、いろんなアイデアを盛り込みすぎ、かも。 最後もぴったりさんの話を持ってくるのはいいけど、いまひとつしまりのない終わり方で残念。OKAGE (新潮文庫)作者: …

黄泉がえり

梶尾真治の『黄泉がえり』を読んだ。 最近読む本と言えば仕事関連以外では沢木耕太郎ノンフィクション(全9巻)ばかりだったので小説は久しぶり。 映画は見たことがないがどうやら泣かせる話らしい事も知っていたし、梶尾真治独特の「泣かせ」パターンも知っ…

赤坂図書館

オフィスが入っている建物の3Fに移転してきて4月1日にオープンしたばかりの港区立赤坂図書館で利用者登録をしてしまった。 登録だけなら問題なかったのだが、登録したら沢木耕太郎の他のノンフィクションを読んでみよう、とか数日前からカレリアのメロディが…

印度旅行記

数日前の日記に印度旅行記という文字をちらっと書いたが、私にとっての元祖印度旅行記はこれだ。 『印度放浪』藤原新也著印度放浪 (朝日文庫)作者: 藤原新也出版社/メーカー: 朝日新聞発売日: 1993/05/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含…

奈津の蔵

宿の食堂で夕食後に全巻一気読み。 言わずと知れた名作『夏子の酒』の主人公夏子の祖母の人生を描いた作品。 昭和初期から戦後にかけての酒蔵に嫁いだ女性の生き様が丁寧に描かれていてとてつもなく面白い。奈津の蔵 (1) (モーニングKC (632))作者: 尾瀬あき…

くるりくら

本日もベス残業につき夜の育児ルーティンをする。 お風呂ではいつものように二人の頭からシャワーを浴びせたり、スーパーボールを投げっこしたりして遊ぶ。 浴槽でウィリアムを仰向けに浮かべてみたらちょっとビビっていた。 繰り返しやれば慣れるだろうか。…

ウォーターハウスとクノップフ

BUNKAMURA the Museumの帰りに、以前は丸善だった場所にあるナディッフ モダンに寄ったらウォーターハウス J.W.Waterhouseの画集が日本語版で出版されているのを見つけた。 6,804円。 欲しい…J.W.ウォーターハウス作者: ピーター・トリッピ,曽根原美保出版社…

宮沢賢治

オールロードの修理と、数々の買い物を終えてから実家へ。 数日前に子供達にプレゼントを買いたいが何か希望はあるか?と母から質問があり、宮沢賢治の絵本をリクエストしていた。 (書きかけ)雁の童子 (日本の童話名作選)作者: 宮沢賢治,司修出版社/メーカ…

灰谷健次郎

そう言えば、去る11月23日に灰谷健次郎が亡くなったのだった。 小学生の時に図書館司書だったかに勧められて読んだ『兎の眼』と『太陽の子』ではたいそう大きな衝撃を受けた。 でもその時に感じた衝撃がナンだったのか、衝撃を受けたらどーなったのか、とい…

Pet Shop Boys Catalogue

Book Description ペット・ショップ・ボーイズの熱烈なファンと大衆文化に関心のある人々への、アートと音楽とデザインにおける目の保養。 ペット・ショップ・ボーイズは最も影響力の強いポップ・アクトの一つである。「West End Girls」「It's a Sin」「Go …

重松清『流星ワゴン』

土曜日にエイミーから借りて読んだ。 引き込まれるように一気に読んでしまった。 (書きかけ)流星ワゴン (講談社文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/15メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 198回この商品を含むブログ (504件) を見る

つれづれノート

しばらく前から私の蔵書の『つれづれノート』を読んでいるベス。 発行される時に断続的に読んだだけで、しかも最後に読んでから相当時間が経っている私よりも、一気に読んでいるベスの方が銀色夏生の私生活に詳しくなっていて、本の内容などで感想を求められ…

『あたらしい教科書−8−音楽』

昨日BOOK246で見かけた面白そうな本、その3。音楽 (あたらしい教科書 8)作者: 小沼純一出版社/メーカー: プチグラパブリッシング発売日: 2006/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る

『フィンランド冬物語』

昨日BOOK246で見かけた面白そうな本、その2。 『フィンランド冬物語』(フィンランド政府観光局発行) フィンランド政府観光局発行の新しい冬のガイドブック「フィンランド冬物語」ができました。フィンランドだけのガイドブックはあまりない、との声におこ…

『キップをなくして』

昨日BOOK246で見かけた面白そうな本、その1。キップをなくして作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/30メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (61件) を見る

MASTERキートン

友人のmixi日記にコメントするためにググってヒットしたWikipediaで初めて知ったのだが、絶版ですって? Wikiのリンク先などによると、原作者と漫画家の間で印税を巡って悶着があっただの、当時の編集者の横領だのというような事が書いてある。 また、他にも…

キャンディ・キャンディ

先日U家にお邪魔したときにMさんからお借りした『キャンディ・キャンディ愛蔵版(全2巻)』を読了。 いやぁ〜、面白かった。 それほど長い話じゃないのに息をつかせぬ怒濤の展開で最後まで一気に読めた。 意外だったのは先入観で思っていたほど「そばかす」…

エッシャーが僕らの夢だった

明日で販売終了してしまう『スーパーエッシャー展早割ペア券』をチケットぴあで購入。 明後日以降に発売予定の通常の前売り券だと1枚1,100円(当日券だと1,300円)のところを2枚で1,600円。 非常にお得。 でも通常前売り券に印刷されているエッシャーの作品…

100円

歩き回っているときに目にした古本屋で100円の本を4冊購入。 赤いペガサス7 / 村上もとか / 小学館文庫 赤いペガサス8 / 村上もとか / 小学館文庫 アップルシード / 士郎正宗 / メディアファクトリー 太陽の子 / 灰谷健次郎 / 新潮文庫

小説でもフットボール

ワールドカップの総集編も終わったので次は小説でフットボールを味わってみる。 書店でちらっと読んでみたがかなり面白かった。龍時 01-02 文春文庫作者: 野沢尚出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 143回この商品を…

象と猿

最近子供に読んであげている本ぞうのエルマー〈1〉ぞうのエルマー (ぞうのエルマー (1))作者: デビッドマッキー,David McKee,きたむらさとし出版社/メーカー: BL出版発売日: 2002/04/01メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) …

文庫 高騰

先日立ち寄った流水書房で購入した『風化水脈 新宿鮫VIII』(光文社文庫)。まだ単行本しかなかったときには書店で一気に立ち読みしてしまった程(本屋さんごめんなさい)の面白さで、今回再読しても面白さに変わりなし。 単行本の元となった毎日新聞の連載…